胃炎、胃潰瘍

2021-05-27
胃炎は胃の表面を覆っている粘膜が炎症を起こしている状態で、過度のストレスやアルコールの飲み過ぎ、喫煙等が原因と考えられています。胃潰瘍とは、胃液が自分の胃を消化してしまい、胃粘膜下層までえぐれた状態です。胃への攻撃因子(食物を消化するためのペプシンや胃酸の分泌、ストレス、鎮痛剤や抗生剤などの薬剤、ピロリ菌など)と、胃の防御因子(胃粘液や血流、プロスタグランジンなど)のバランスが崩れて自分自身の胃を消化してしまいます。
最近のコロナ禍では、胃潰瘍発症率がコロナ感染者数と相関しており、ストレス性に胃の病気を訴える方が多くみられるようになりました。
症状が続く方は一度内視鏡検査をされることをお勧めします。