膵炎

2021-05-27
膵臓の慢性的な炎症が続くことで、本来は食べ物の消化を助ける膵酵素が持続的に活性化され、ゆっくりと自身の膵臓を溶かしてしまう病気です。みぞおちから背中にかけての断続的で強い痛みが起こり、吐き気や嘔吐、発熱、下痢などの症状が続きます。約40%がアルコール多飲が原因で、他、胆石や免疫性、原因不明のものもあります。繰り返すことで慢性化し、慢性膵炎に移行します。慢性膵炎では、人間の体の中に出来る結石の中で最も硬いと考えられている炭酸カルシウムを主成分とした膵石が膵臓に沈着し、膵液の流れが障害されると膵炎が慢性化しやすくなります。糖尿病も合併しやすくホルモン分泌も低下し、薬で補う必要が出てきます。